SSブログ
食と健康 ブログトップ

糖尿病患者(一部)は運転免許更新時に適性判断必要 道路交通法改訂 [食と健康]

<糖尿病患者ドライバーは凶器に変わる>

大阪の繁華街のど真ん中、御堂筋で平日の午後に暴走車が出現した。

一方通行を逆走し、歩道に停まっていた自転車の女性をはね、停車中のトラックにぶつかって停止。

運転手は何だ、脱法ドラッグでもやっていたのかと思ったらそうではない。

なんと、普通の65歳のおっさん。


・・・ただし、糖尿病でインスリン治療中だった。


==引用==

御堂筋暴走事故、運転者は低血糖で意識薄れる?

読売新聞 6月30日(月)18時46分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140630-00050118-yom-soci

 30日午後4時頃、大阪市中央区の御堂筋八幡町交差点で、ワゴン車が一方通行の道路を逆走し、乗用車に正面衝突した。ワゴン車はその後、方向転換して御堂筋を横切り、横断歩道付近で自転車に乗っていた女性(32)をはね、停車中のトラックにぶつかるなどして止まった。

 大阪府警南署によると、女性は胸の骨を折るなどの重傷で、トラックの近くにいた男性(58)も軽傷。ワゴン車を運転していた同市内の男(65)も頭にけがを負った。同署は治療が終わり次第、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致傷)容疑などで事情を聞く方針。

 男の家族は同署に対し、「(男は)糖尿病の持病があり、インスリン投与で低血糖になることがあった」と話している。低血糖になると意識が薄れることもあり、同署は事故との関連を慎重に調べる。

==引用==


<無症候性低血糖はいきなり発生する>

通常の低血糖というのは、わかりやすい。

最初にものすごくお腹が減って何か甘いものがほしくなる。

それがないとだんだんイライラして気分が悪くなる。

運転どころではない。


その状態でなおも糖分を取らずに動いているとだんだん吐き気やめまいがしてくる。

実際に、吐いたり、倒れたりして、やがて動けなくなる。


ところがインスリン治療中の糖尿病患者では、これらの前駆症状がない。

まったくいきなりにすとんと、意識を失う可能性がある。

Suckale08_fig3_glucose_insulin_day.png
画像はWikipediaより

これは、本来であれば体の中でタイミングよく作られるインスリンがでないので、注射しているためだ。

こういう人が、インスリンを決められた通りに注射して、でも、決められた通りに食事しなかった場合にインスリンは効きすぎるのだ。

すると、まったくいきなりに意識が失われる。



<インスリンなどで治療中の糖尿病患者は危険ドライバー扱い>

実は2014年6月から、運転免許更新や申請時に申請しなければならなくなったことが増えた。

てんかんや糖尿病など、運転中に意識を失う可能性のある持病を持つ人はそれを適性判断室に行って書類に記載しなくてはならなくなったのだ。

もしもそれを申告しないで免許を取得したり、更新した場合、虚偽記載ということになる。


それほど、警察はすでに危険視している。

糖尿病治療で低血糖発作を起こしている人、ご注意を。

インスリンなどを使わないで治すのが一番いいんだけどね。


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

糖尿病の新薬で脳梗塞や低血糖発作が起こっている [食と健康]


<糖尿病の新薬ラッシュ>

糖尿病の新しい薬がここ数年で立てつづけに出ている。

一つは数年前に発売開始されたインクレチン製剤というもので、腸から出るホルモンであり、これが膵臓に働きかけてインスリンの分泌を助けるらしい。

これまでの薬と併用して効果があるとされていたが、実際に使ってみたら、昔からつかわれているSU剤というのと併用すると効きすぎて低血糖発作を起こすので、注意して使うようにというお達しが数年前に出ていた。

臨床試験では問題なしでも、患者数が増えると問題が出てくるんだね。


そして今回の記事で報告された薬は、今年、2014年の2月ごろから使えるようになった。

臨床試験では重篤な副作用の心配はないということだったが、実際に使って見るとやはり問題が出てきたらしい。

620px-Dapagliflozin_structure.svg.png

==引用==

糖尿病新薬で低血糖や脳梗塞…学会が注意喚起

読売新聞 6月28日(土)8時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140627-00050167-yom-sci

 新しい糖尿病治療薬の服用後に、低血糖や脳梗塞などを起こした例が報告されており、日本糖尿病学会は、適正使用をするよう注意を呼びかけた。

 新薬は、今年4月以降、相次ぎ発売されている「SGLT2阻害薬」。腎臓で、尿に出た糖を再び取り込むのを妨げる働きがあり、体重を減らす作用がある。

 同学会によると、報告されたのは、低血糖24例、脳梗塞3例、全身の発疹7例など。このうち低血糖4例、脳梗塞2例、発疹6例は重い症状だった。

 低血糖は他の糖尿病治療薬を併用している場合が多いため、同学会は他の薬は減らすようにし、併用は原則2剤程度までを推奨する。新薬を服用すると、尿の量が増えて体内の水分が減り、脳梗塞の要因になるので、適度な水分補給など十分な脱水対策を求めた。

==引用==


<かなり重篤な副作用が発生している>

今回、大きな問題となるのは脳梗塞が複数発生していることだ。

低血糖発作は、糖尿病が血糖をうまく下げられない病気であり、その薬は血糖を下げる作用なのであるからして、薬が効きすぎてしまった結果ということでそれほどの問題はない。

(問題はあるけど、メカニズム的には理解できるから対処はできるということ)


しかし、脳梗塞に関してはインクレチン製剤では問題になっていない。

それなのに今回の薬ではそれが頻繁に起きている、命に関わるし、後遺症の残るような重大な病気だ。

そんな病気になってしまっては糖尿病を治す意味がない。


<画期的な薬が出たという話だったけど>

この薬、これまでの発想とは逆転の発想の薬である。

これまでは、食後に上がった血糖を下げるインスリンの働きが足りない部分を補ってやる薬であり、血糖を体の中に吸収させて高血糖を防ぐという薬であった。

それが、この薬では血糖を吸収させるのではなくて、尿中に捨てるという薬なのだ。


ご飯を食べると、炭水化物がブドウ糖に分解されて吸収される。

それが血糖値を上げる、正常の人ではインスリンが働くので血糖は肝臓や筋肉や脂肪に吸収されるので高血糖にならない。

ところが糖尿病の人ではインスリンの効きが悪いので血糖が上がったまま下がらない、それどころかどんどん高くなる。


この薬では、血糖を吸収させるのではなくて、おしっこに捨ててしまうという薬だ。

インスリンや、それを補う薬だと血糖は下がっても肥満するのが問題だったが、この薬を使えば余分な血糖は全部捨ててしまうから問題がないという触れ込みだった。


ところが、尿の中にブドウ糖がたくさん出ると、一緒に水分もかなり出てしまう。

このために尿量が増えて、それまでと同じ程度の水分摂取では脱水症状が起こり、血液がドロドロになってしまうというわけだ。

だから、この薬では水分補給が非常に重要なわけだね。



<最初から血糖あげなきゃいいじゃん>

最初から血糖が上がらないような食生活にすればいい。

そういう発想で最近流行しているのが糖質制限食だ。

砂糖だけじゃなくて、ご飯や小麦やイモなどのでんぷん質を一切食べない。

そうすれば食後高血糖にならないから、薬もいらないというわけだ。



・・・でもねえ、ご飯やパンや麺類を一切食べないのって味気なくない?

そういうのを食べながら、でも薬を飲まないで過ごしていけないかな。

ついでに脳こうそくの原因になりそうなコレステロールも上がらないようにできれば…




コレステロールが高い方に、世界が認めた白井田七


そう思って調べてみると、けっこういろいろなサプリメントなどが出ている。

この田七人参というのはときどき見かけるけど、読んでみるとけっこうユーザーの声がいいみたいだね。

知恵袋などで調べてみても悪くはない。


ご飯は控えめにしつつ、こういうサプリメントを摂取してうまく体調を整えて、薬を使うのはなるべく最後の手段にしたいなあ。


いや、糖質制限できる人はそれでいいのかもしれないけど。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

子どもの口臭の原因は鼻づまり [食と健康]


今、堺正章さんが司会で芦田愛菜ちゃんや安藤美姫さんがゲスト回答者のクイズ形式のテレビで放送されていた内容に目が留まった。


最近、子供に大人と同じような病気が増えているという

糖尿病とか、胃潰瘍とか、高血圧とか。

症状が目に見えないだけに余計に悪くなりがちだ。


<子供たちの息が臭い理由>

しかしけっこうたくさんの子供が、子供たち自身が悩んでいるのが口臭の悩みだ。

どうしてこれが発生するのか?

それは、最近の子供たちが口呼吸しているからだ。


通常、無意識で過ごしている人間は口を閉じて鼻で息している。

ところが、鼻がつまると息が通りにくいから、口を開けて息をすることになる。

口を開けて息をすることが習慣化すると、ますます鼻が通りにくくなる、使わないからだ。

かくして、無意識な時にはいつもぽかんと口を開けて過ごす子供たちが増えてくる。


口を開けて過ごしていると、唾液が渇く。

唾液は口の中の雑菌の繁殖を抑える働きを持っているので、それが乾いてしまうと雑菌が増えて臭くなる。

朝起きた時には口の中がねばねばしていて息が臭いよね。

これはどんな人でもそう。

これがつまり、口の中の唾液が乾燥して、最近が増えた状態で、それが起きている子供の間で増えているという。



<どうして鼻がつまるのか?>

どうして鼻がつまる、鼻の通りが悪い子供が多いのか?

それは、口をあまり使わないからだ。


・・・なんのことかわからないって?

そうだよね(笑)。


この最大の問題は食事内容にある。

もともとわれわれ人間が食べていた野菜や肉、魚などは、昔は今よりもずっと硬いものだった。

そういう食材を食べるためには、口を閉じて何度も噛まなくてはならない。

ところが、今の日本で子供たちが食べている食べ物に、硬い食べ物はどのぐらいあるだろうか?

ほとんど噛まずに胃袋に流し込めるようなものばかり食べていないか?


つまり、口を閉じてよく噛むという時間がほとんどない。

すると、大事な食事の時間に鼻で十分に呼吸する必要がなくなる。

実は、鼻より口で呼吸をする方が息の出し入れは楽だから、子供は次第に口ばかり使うようになるのだ。



<口を閉じてよく噛むことで唾液も出る。>

実は、硬いものをよく噛んで食べることには、もう一つの効果がある。

唾液の分泌が良くなるのだ。

何度も咀嚼することで、あごに備わっている唾液腺が刺激されて唾液が分泌されるし、腺の活動も活発になる。


唾液の分泌が良くなれば、口の中の雑菌も増えにくい。

唾液が多いと、口を閉じないと垂れてしまうから、閉じるという効果もある。



だから、結論。

うちの子供が口臭に悩んでいたら、よく噛んで食べる必要のあるおかずを出すようにしてください。

お野菜や肉はできるだけ大きな塊のままで、かみ砕かないと食べられないように。

ご飯も、玄米でね。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問
食と健康 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。