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遠藤高帆氏、再びSTAP細胞の疑惑を暴く [STAP細胞]

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小保方さんが論文撤回に同意せざるを得なくなった要因の一つであると思われる、横浜理研上級研究員の遠藤高帆氏による、オボちゃんのSTAP幹細胞の遺伝子情報はでっち上げ情報と思われることを指摘した件(笑)。 

ふたたび、今度はSTAP幹細胞ではなくて、STAP細胞に関しての疑惑が報告された。

「オボちゃんの報告したSTAP細胞のDNAは、長期培養したES細胞に特徴的な8番染色体のトリソミーを持っている。」


つまり、

「オボちゃんはSTAP細胞だと言ってES細胞を使っていた。」

という証拠になる。


いやあ、これは決定的な報告だね。



・・・最低じゃん。

ε=(・д・`*)ハァ…


STAP細胞が存在することには、というか、ストレスを受けた体細胞が幼弱化して多能性を獲得するSTAP現象が存在する可能性についてはまだ一縷の望みを抱いていたのだけれども、こんなデータが出てしまってはそれも無理かな。 

STAP幹細胞だけでなく、STAP細胞、STAP現象そのものが存在しないのかもしれない。


神戸理研の再現実験、税金を使ってやる意味ないんじゃないの?

改革委員会の先生方、再現実験に小保方さん使えっていう提言も、考え直したら? 

(ま、古舘さん言うところの「理研はやるべきではありません、第三者機関に検証してもらえば済むことです。」というのも現実を知らないアッパッパーな発言であることがますますよくわかるんだけどさあ(*´∀`*))


==引用==

<STAP細胞>論文ではありえない染色体 研究員ら解析

毎日新聞 6月11日(水)19時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140611-00000075-mai-sctch

 論文不正が認定されたSTAP細胞のものとして公表されている遺伝子データを解析した結果、論文に書かれた作製法ではありえない染色体の特徴を持つことが、理化学研究所統合生命医科学研究センターの遠藤高帆(たかほ)上級研究員らの解析で分かった。見つかった特徴は、既存の万能細胞「胚性幹細胞(ES細胞)」に多く見られるため、専門家の間では「STAP細胞は存在せず、ES細胞だった可能性も出てきた」との声が上がっている。

 分析したのは、インターネット上に小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダーらが公開しているSTAP細胞に関する複数の遺伝子データ。染色体は通常2本1組だが、いずれのデータでも8番染色体が1本多い3本ある「トリソミー」と呼ばれる状態だった。8番染色体がトリソミーのマウスは、胎児のまま死んでしまい、生まれてくることはない。

 論文では、生後1週間のマウスから取り出したリンパ球を使い、STAP細胞を作製したと説明している。このため、生まれてこないマウスの遺伝子データがSTAP細胞のものとして公表されていることは、論文の記述と矛盾する。

 一方、長期培養するES細胞では、8番染色体のトリソミーが生じやすい。菅野純夫・東京大教授(ゲノム制御医科学)は「STAP細胞は本来、元になったマウスの染色体の特徴を反映しているはずだ。解析結果を信じるならば、生きたマウスから作ったとは考えにくく、ES細胞をSTAP細胞として使った可能性もある」と話す。

 これまでに、STAP細胞から作ったSTAP幹細胞の分析で、元のマウスと異なる不自然な特徴が指摘されているが、小保方氏側は「詳細はSTAP幹細胞を樹立した若山照彦氏(現・山梨大教授)に聞いてほしい」と反論していた。一方、STAP細胞は基本的に小保方氏が1人で作製していたとされる。小保方氏の代理人、三木秀夫弁護士は毎日新聞の取材に「(小保方氏は)主治医より『(取材)対応をやめて静養に努めること』と指示を受けている」として回答しなかった。【須田桃子】

==引用==


いやあ、そうやったん?

STAP幹細胞がES細胞とTS細胞の混ぜものだっただけじゃなくて、

STAP細胞だと言って提出した細胞が、オボちゃん、あんた、ES細胞やったん?

おじさんがっかり。。。


いや、小保方さんのNATURE論文が捏造の塊なのはもう間違いなかんべさと思ってたけど、

STAP幹細胞は遠藤高帆氏の解析から捏造間違いなしと思ってたけど、自己増殖能力の無い、だけど多分化能を持つという、 

STAP細胞のデータさえも捏造だったんですか?


「STAP細胞は、ありま~す!」

というカワイ子ブリッコ(←死語)な発言は、あれ、なんやったん?

もう、キャバクラの若いおねえちゃんのヨイショが一個も信用でけへんわ。。。(;´Д`)



・・・おっとっと。


さて、このブログのタイトルに戻って科学的に説明しましょう。


「8番染色体が1本多い3本ある「トリソミー」と呼ばれる状態」

というのはどういう状態を指すのでしょうか?


トリソミーと聞いて、一般の人が思い浮かぶのは21トリソミー、ダウン症だと思います。

(思い浮かぶことにしておくんなはれ。)


我々の体の細胞は、お父さんとお母さんから半分ずつ、遺伝子を貰います。

その遺伝子というのは細胞の核の中で折りたたまれて、染色体という構造を取っています。

この染色体、分裂中の細胞を解像度の高い顕微鏡で見れば、見ることができます。


人間の染色体は常染色体という男女共通の染色体が23組、46本あります。

それに加えて、性染色体としては女性はX染色体が2本、男性は性染色体Xと性染色体Yが1本ずつあります。


トリソミーというのは、2本ひと組のはずの染色体が、なぜか3本に増えてしまっている変異のことです。

(Triが3つの、somyが体を意味します、日本語にすると3体ですな)


通常、トリソミーが発生すると、胎児はうまく育つことができません。

6人に一人発生すると言われる、流産の原因のひとつがこのトリソミーであると言われます。


たとえば、ダウン症は21番染色体のトリソミーです。

21番染色体というのは、人間の常染色体の中ではもっとも短い染色体で、そのすべての遺伝子配列がまっさきに解析された染色体でもあります。

その最も短い染色体のトリソミーであるダウン症の方々は、短いが故か、命に影響少なく、無事に生まれてくるケースが多いのです。

ですが、染色体が3本あるための影響が様々な臓器に出て、精神発達遅延があったり、先天性心疾患があったりして短命です。

トリソミーというのは、生きていくのはなかなかに難しい状態なのです。


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関係なくてすみません、「生きるに難しい」で反応しちゃいました('◇')ゞ


さて、ES細胞に多く見られるという8番染色体のトリソミーですが、文献検索したところ、その報告はごく最近になされていました。

2013年に論文報告されています。


==引用==

Mol Cytogenet. 2013 Jan 16;6(1):3. doi: 10.1186/1755-8166-6-3.
Trisomy 8: a common finding in mouse embryonic stem (ES) cell lines.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23320952

Kim YM1, Lee JY, Xia L, Mulvihill JJ, Li S.
Author information
Abstract

BACKGROUND:

Obtaining a germ cell line is one of the most important steps in developing a transgenic or knockout mouse with a targeted mutated gene of interest. A common problem with this technology is that embryonic stem (ES) cells often lack, or are extremely inefficient at, germ line transmission.
RESULTS:

To determine whether chromosomal anomalies are correlated with inefficient ES cell germ line transmission, we examined 97 constructed ES cell lines using conventional cytogenetic analysis, and fluorescence in situ hybridization (FISH). Chromosomal abnormalities occurred in 44 (45%) out of the 97 specimens analyzed: 31 specimens had trisomy 8 or mosaic trisomy 8, eight specimens had partial trisomy 8 resulting from unbalanced translocations, and five specimens had other chromosomal anomalies.
CONCLUSIONS:

Our data suggest that chromosomal analysis is an important tool for improving the yield and quality of gene targeting experiments.

==引用==


この論文は無料で読めますから、英語に自信のある人は是非チャレンジしてみてください。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3564830/pdf/1755-8166-6-3.pdf

ここでは、一般的に実験に用いられているマウスのES細胞株、97株について調べられています。

このうち、44株が染色体異常を持ち、そのうち33株は8番染色体のトリソミーであり、8株は部分的に8番染色体のトリソミーであり、その他の5株がほかの染色体の異常である。

と、されています。


つまり、

一般的に流通しているES細胞の半分近くが8番染色体のトリソミーである

ということですね。


これ、2013年に報告されるまでは、研究者の間でも把握されていなかったのでしょうね。

ましてや、エアー実験で研究者人生をすり抜けてきたオボちゃんにしたら、知る由もない情報だったことでしょう。

そんな情報誌入れなくてもこれまではうまくすり抜けて生きてきたんでしょう。


遠藤高帆氏がラッキーだったのは、そしてオボちゃんがアンラッキーだったのは、

「STAP細胞できましたあ♪ るんるん♪」

といって提出したES細胞がたまたま、8番染色体のトリソミーの細胞株だったことですね。

もしもこれが運悪く8番染色体のトリソミーでなかったら、ここまで小気味の良いレポートはできなかった可能性がありますからね。



・・・いやあ。

だめだわ、もう、神戸理研で検証実験する意味、限りなくゼロに近づいたんと違うか?



おじさん、がっかりしたよ。


あれ?

おじさん、ミステーク。


すみませええん。

8番染色体のトリソミーが報告されたのが2013年だなんて、バカな報告をしてしまいました。

はるか昔の、1997年には報告されていました。

Trisomy Eight in ES Cells Is a Common Potential Problem in Gene Targeting and Interferes With Germ Line
Transmission
XIN LIU, HONG WU, JANET LORING, SHERIAR HORMUZDI, CHRISTINE M. DISTECHE, PAUL BORNSTEIN, AND
RUDOLF JAENISCH

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/%28SICI%291097-0177%28199705%29209:1%3C85::AID-AJA8%3E3.0.CO;2-T/pdf

あらあら、ES細胞の世界ではみんな知ってることだったんですね。

よく知らないで記事書いてすみません。


オボちゃんと同類だあ、ごめんよお。




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コメント 2

NO NAME

出来すぎだろ!この遠藤高帆(大隈典子の手先、museの東北大繋がり)っていう神奈川理研の工作員!
あまりSTAP否定証拠が一致し過ぎなんですよ~!
それも、この遠藤の見つけ方がタイミングよ過ぎる。
予め、準備されてたとしか思えない!
つ~ことはだ、この遠藤が理研内に潜むSTAP潰し工作員達とつながっているという事なんです。間違いない!
笹井や丹羽だって一応論文にたずさわったんだ、このESのプロ中のプロが
気付いてないはずがない。ということは、こんなトリソミーの件はSTAP否定としては意味がないということだ!遠藤よ、お前腐りきってるな~!
by NO NAME (2014-07-15 13:44) 

yoppai


「この遠藤の見つけ方がタイミングよ過ぎる。
予め、準備されてたとしか思えない!
つ~ことはだ、この遠藤が理研内に潜むSTAP潰し工作員達とつながっているという事なんです。間違いない!」

・・・あの、論理的には飛躍してませんか(^_^;)


でも、そう考えて小説なんか書くと面白そうではあります。

その推測を証明するロジックをどのように組み立ててストーリーを描くかが作家の腕の見せどころになりそうですね。

記事ネタありがとうございます。ヽ(*´∀`)ノ

by yoppai (2014-07-15 21:17) 

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