STAP幹細胞の多分化能を示す証拠となるテラトーマ(Teratoma)ってなんのこと? [STAP細胞]
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<小保方さんのSTAP幹細胞は本当にあるのか?>
個人的には、微塵も存在しないと考える。
彼女の言うところの、「200回以上成功したSTAP細胞作製実験」というのがそもそもばかげている。
分化した細胞にストレスを与えることで、多分化能のマーカー、あるいは始原生殖細胞にしか発現しないマーカーであるとされるOct4の発現が観察されるという(Oct4遺伝子にGFPというクラゲ由来の蛍光物質をつなげた遺伝子を導入されたノックインマウスを用いての実験)。
「Oct4-GFPが光ったから陽性かくにん!これは多分化能を持つ幹細胞よ!」
と、彼女はおっしゃるわけだ。
でも、実はin vitro(試験管内)での実験では、細胞が死にかけるとGFPと同じような自家蛍光を発することがよく知られている。
それとの区別を彼女はつけていない。
そしてそもそも、彼女はそのようにして作成したSTAP細胞とやらが、実際に多分化能を持つかどうかという実験を示すことに失敗している。
(というかウソ、でたらめのデータだったんだけど)
<遺伝子解析でばれた嘘>
それを暴いたのが、理研横浜の上級研究員の遠藤高帆氏http://yossa.blog.so-net.ne.jp/2014-06-07-2
遠藤氏は、小保方氏のNATURE論文で報告された論文に付随して発表された資料の遺伝子解析を行った。
すると、それは全く別系統の二種の遺伝子の混ぜもので、しかもよく知られているES細胞やTS細胞を混ぜたものであると解析された。http://yossa.blog.so-net.ne.jp/endoudna
その結果だけから考えてみても、彼女の報告の信ぴょう性はほぼゼロ。
実験は限りなくエアー実験だとしか思えない。
おそらく、まもなく山梨大学の若山先生からも詳細な報告があるはずだが、彼女がSTAP幹細胞だと言って若山氏に渡した細胞ライン20種類のすべてが別の細胞であることが公表されるだろう。
それで完全なドボンである。
<小保方氏がSTAP細胞はあります!と確信する理由>
でも、彼女はそれをなんとか嘘で塗り固めた実験データで(というか完全に作成したかコピペしたデータのみで)、そのまま押し通そうとしていたし、今でもしているように見える。
どうしてそんな、すぐばれるようなことに情熱を燃やすのだろうか?
その一つの可能性が、彼女は、かつて、多分化能を持つ幹細胞に実験のどこかで出会ったことがあるのではないかということだ。
おそらく、大学院生のころに、バカンティ教授の下で、STAP細胞の存在を想起させるような実験データを目撃していたのだろう。
(彼女がやったかどうかは別として)
彼女が報告した嘘の論文の中で、何を持って多分化能があると報告しようとしていたのかを見ればそれがわかる。
おそらく、それはテラトーマ(Teratoma)、日本語では奇形腫と呼ばれるもので、これだ。
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そう、ブラックジャックに出てくるピノコというキャラクター。
彼女はテラトーマという腫瘍の中にできた臓器から作られた人間という設定だ。
<テラトーマとは>
テラトーマというのは類皮嚢胞とも呼ばれる。
髪の毛や皮膚のような組織を多く含み、骨、軟骨、筋肉細胞や血液ができていることもある。ときには甲状腺上皮や気道上皮なども含まれている。
そのようにさまざまな臓器の構成成分が含まれていることから、この腫瘍は生殖細胞(卵子や精子)が分化してできる腫瘍であると考えられている。
実際、人間で最も好発するのが卵巣であり、次に多いのが後腹膜、かつて始原生殖細胞が発生して生殖原基へと移動した通り道である。
ブラックジャックの中に出てくるピノコは、身分の高い女性の腹部にできた腫瘍で、その中に完成した脳まで含めて一通りの臓器がすべてそろっていたという設定になっている。
それを全部プラスチックのボディに入れて、筋肉や骨とつなげて人間を作ったのがピノコという設定だ。
そのようにさまざまな臓器の組織が集合して形成されるテラトーマ、じつはマウス胎児の生殖細胞などを成体マウスの体の中、精巣内、筋肉や皮下に移植すると形成されることが昔の実験でわかっていた。
多分化能を持つ細胞を移植すると、それが実際に分化するのが確認できる。
そのような実験系として、ES細胞やiPS細胞の多分化能を確認する実験としても使われている手法である。
<オボちゃんはテラトーマの画像を公表してない>
オボちゃんのSTAP幹細胞とやらも、これが誘導できる、という触れ込みであった。
だが、NATUREに掲載された画像は、今回彼女がSTAP細胞から作った腫瘍の画像ではなくて、3年前に学位論文に載せた別の方法で作ったとする幹細胞の画像であったことがばれた。
「でも、まちがえただけだもん、ほんものはあるんだもん!」
とのことだが、「真実のテラトーマ画像」とやらはいまだに公表されていない。
言ってることの整合性が取れていないのでイライラする。
さらに問題なのは
「論文を取り下げるからそれ以上の追及を不問にする。」
という理研側の対応、これもまたイライラする、どうしてうやむやにしようとするのだ?
この際、理研は膿を出し切ってしまってはどうだろうか?
オボちゃんも含めて、毅然とした対応で関係者の処分を発表するべきではないかと考える。
これ、ハーバード大学も、そして共著となった早稲田大学や東京女子医大の先生方ももちろん含まれる、それぞれの大学のモラルも問われている。
共著者になるということはそういう責任も取るということに他ならない
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個人的には、微塵も存在しないと考える。
彼女の言うところの、「200回以上成功したSTAP細胞作製実験」というのがそもそもばかげている。
分化した細胞にストレスを与えることで、多分化能のマーカー、あるいは始原生殖細胞にしか発現しないマーカーであるとされるOct4の発現が観察されるという(Oct4遺伝子にGFPというクラゲ由来の蛍光物質をつなげた遺伝子を導入されたノックインマウスを用いての実験)。
「Oct4-GFPが光ったから陽性かくにん!これは多分化能を持つ幹細胞よ!」
と、彼女はおっしゃるわけだ。
でも、実はin vitro(試験管内)での実験では、細胞が死にかけるとGFPと同じような自家蛍光を発することがよく知られている。
それとの区別を彼女はつけていない。
そしてそもそも、彼女はそのようにして作成したSTAP細胞とやらが、実際に多分化能を持つかどうかという実験を示すことに失敗している。
(というかウソ、でたらめのデータだったんだけど)
<遺伝子解析でばれた嘘>
それを暴いたのが、理研横浜の上級研究員の遠藤高帆氏http://yossa.blog.so-net.ne.jp/2014-06-07-2
遠藤氏は、小保方氏のNATURE論文で報告された論文に付随して発表された資料の遺伝子解析を行った。
すると、それは全く別系統の二種の遺伝子の混ぜもので、しかもよく知られているES細胞やTS細胞を混ぜたものであると解析された。http://yossa.blog.so-net.ne.jp/endoudna
その結果だけから考えてみても、彼女の報告の信ぴょう性はほぼゼロ。
実験は限りなくエアー実験だとしか思えない。
おそらく、まもなく山梨大学の若山先生からも詳細な報告があるはずだが、彼女がSTAP幹細胞だと言って若山氏に渡した細胞ライン20種類のすべてが別の細胞であることが公表されるだろう。
それで完全なドボンである。
<小保方氏がSTAP細胞はあります!と確信する理由>
でも、彼女はそれをなんとか嘘で塗り固めた実験データで(というか完全に作成したかコピペしたデータのみで)、そのまま押し通そうとしていたし、今でもしているように見える。
どうしてそんな、すぐばれるようなことに情熱を燃やすのだろうか?
その一つの可能性が、彼女は、かつて、多分化能を持つ幹細胞に実験のどこかで出会ったことがあるのではないかということだ。
おそらく、大学院生のころに、バカンティ教授の下で、STAP細胞の存在を想起させるような実験データを目撃していたのだろう。
(彼女がやったかどうかは別として)
彼女が報告した嘘の論文の中で、何を持って多分化能があると報告しようとしていたのかを見ればそれがわかる。
おそらく、それはテラトーマ(Teratoma)、日本語では奇形腫と呼ばれるもので、これだ。
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そう、ブラックジャックに出てくるピノコというキャラクター。
彼女はテラトーマという腫瘍の中にできた臓器から作られた人間という設定だ。
<テラトーマとは>
テラトーマというのは類皮嚢胞とも呼ばれる。
髪の毛や皮膚のような組織を多く含み、骨、軟骨、筋肉細胞や血液ができていることもある。ときには甲状腺上皮や気道上皮なども含まれている。
そのようにさまざまな臓器の構成成分が含まれていることから、この腫瘍は生殖細胞(卵子や精子)が分化してできる腫瘍であると考えられている。
実際、人間で最も好発するのが卵巣であり、次に多いのが後腹膜、かつて始原生殖細胞が発生して生殖原基へと移動した通り道である。
ブラックジャックの中に出てくるピノコは、身分の高い女性の腹部にできた腫瘍で、その中に完成した脳まで含めて一通りの臓器がすべてそろっていたという設定になっている。
それを全部プラスチックのボディに入れて、筋肉や骨とつなげて人間を作ったのがピノコという設定だ。
そのようにさまざまな臓器の組織が集合して形成されるテラトーマ、じつはマウス胎児の生殖細胞などを成体マウスの体の中、精巣内、筋肉や皮下に移植すると形成されることが昔の実験でわかっていた。
多分化能を持つ細胞を移植すると、それが実際に分化するのが確認できる。
そのような実験系として、ES細胞やiPS細胞の多分化能を確認する実験としても使われている手法である。
<オボちゃんはテラトーマの画像を公表してない>
オボちゃんのSTAP幹細胞とやらも、これが誘導できる、という触れ込みであった。
だが、NATUREに掲載された画像は、今回彼女がSTAP細胞から作った腫瘍の画像ではなくて、3年前に学位論文に載せた別の方法で作ったとする幹細胞の画像であったことがばれた。
「でも、まちがえただけだもん、ほんものはあるんだもん!」
とのことだが、「真実のテラトーマ画像」とやらはいまだに公表されていない。
言ってることの整合性が取れていないのでイライラする。
さらに問題なのは
「論文を取り下げるからそれ以上の追及を不問にする。」
という理研側の対応、これもまたイライラする、どうしてうやむやにしようとするのだ?
この際、理研は膿を出し切ってしまってはどうだろうか?
オボちゃんも含めて、毅然とした対応で関係者の処分を発表するべきではないかと考える。
これ、ハーバード大学も、そして共著となった早稲田大学や東京女子医大の先生方ももちろん含まれる、それぞれの大学のモラルも問われている。
共著者になるということはそういう責任も取るということに他ならない
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