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ES細胞とTS細胞を混ぜるとどうなるの? [STAP細胞]

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理研の遠藤高帆上級研究員の解析によれば、理研の小保方春子ユニットリーダーがNATUREに発表したSTAP幹細胞の発現遺伝子というのは、彼女が言うところの129系統から作成した独自の細胞の特徴を持っているのではなくて、B6系統から作成したES細胞と、CD1系統から作成したTS細胞の系統の混ぜものである可能性が高い、ということになった。

⇒ 遺伝子解析すれば全部バレるんです

これ、それぞれの言葉について解説してみよう。

まず、ES細胞。

山中さんのiPS細胞が世間の注目を集めるまではES細胞の方が圧倒的に世間の注目を集めていた。

これ、どういう細胞かというと、受精卵の杯盤胞という状態まで育った状態における、胎児のもととなる内部細胞塊というものから樹立した細胞で、胎盤以外のあらゆる細胞に分化しうるという細胞だ。

608px-Blastocyst_English.svg.png

この図の中のinner cell massというものね。

この緑の部分が胎児の体になる元の細胞。

この時点のこの細胞は、胎児の体で言えば、ありとあらゆる細胞に分化する能力を持っている。


さて、一方でTS細胞というのは何か?

こちらは、trophoblast(絨毛細胞)という、胎盤を構成する細胞から樹立したもので、同じく杯盤胞の細胞から構成される。

この場合は外側をぐるりと取り囲む細胞だ。


これら、内部細胞塊と、外をぐるりと取り囲む絨毛細胞はもはや全く違う系統の二つの細胞だ。

ES細胞からは胎児の体のすべての細胞が分化誘導できる。

しかし胎盤組織は誘導できない。


一方、TS細胞からはすべての胎盤細胞が誘導できる。

しかし胎児組織は誘導できない。


これは元となる細胞がどこから由来するかを見れば明らかだ。


ところが、小保方さんのSTAP細胞はこのどちらにも分化することができる細胞である、ということになっていた。

つまり、小保方さんの細胞は、この杯盤胞の段階よりも前の段階に遡った受精卵と同じ能力を持っているという主張になる。


事実であるならば、すごい大発見だ。


リンパ球を、オレンジジュースのような酸性の状態に数十分浸すだけで、細胞が受精直後の状態まで遡るというのである。



ありえねーだろ?


考えてみて欲しい。

そんなことが本当に起こるなら、胃潰瘍で傷ついた胃壁で、リンパ球が胃酸に一瞬さらされただけで、受精卵と同じ能力を持った細胞が出現することになる。

胃潰瘍の人の胃粘膜ではテラトーマがバンバンできるってことになる。


そんなこともわからなかったのかな、小保方さん。

わからなかったんだろうな。

だからエアー実験かまして空想夢物語を描いたんだろう。


で、それを理研の偉いさん達が素直に信じた。


・・・そこがまたさっぱりわかんないんだけどな。


丹羽プロジェクトディレクターにしても、「ES細胞とTS細胞を均一に混ぜることは不可能だ。」って言ってたけど、そんなの、若山先生に持っていく直前に小保方さんが細胞をミックスして、

「もって来る途中の状態が不安定なので、一部分化してしまってるかもしれません。すみません。晴子失敗したかも~。てへぺろ。」

とか言っちゃえば、

「そっかそっか、できるかどうかわかんないけどこれで頑張って作ってみるよ。あとは任せなさい。」

って答えて(*´∀`*)

均一でなくてもなんの疑いもなくそれを使ってキメラマウス作っちゃうでしょ?


おっさん達を騙すのなんて、お手の物だったんじゃないのかなあ。


あーあ。

やってらんねーよなあ。




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コメント 2

NO NAME

小保方さんの能力ではES細胞とTS細胞を均一に混ぜることは不可能だから、そのトリックを使ったとすれば、捏造にかかわった第三者が居るという話はどうなのだろうね
by NO NAME (2014-06-17 05:10) 

yoppai

二つの細胞をバラバラにして混ぜて、遠心機にかけて落として、その遠心チューブの底に沈めた状態で若山教授のところに持って行って

「これです、遠心したので一部は分化しちゃってるかもです、すぐ使ってください。」

といって渡せば均一に混ぜなくてもいいんじゃないかと。
by yoppai (2014-07-15 21:22) 

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