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遺伝子解析すれば実験の嘘がばれるのです。 [STAP細胞]

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あまり大きく報道されていないけれども、とても大きな「ねつ造の証拠」が小保方さんの提示したSTAP細胞の論文の資料の中から見つかりました。

彼女がNATUREに、STAP細胞の発現している分子が「多能性幹細胞」の特徴を備えているとして提出した発現遺伝子の資料。

それには遺伝子配列が全部記されているので、それを読者が読んで解析することができるんです。

そして、それを読むだけとで、現在は様々なことがわかる時代なのです。

小保方さんはそれを知らなかったのかな。


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2種の細胞を混合使用か STAPデータ、解析で判明

産経新聞 6月4日(水)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140604-00000108-san-soci

 新型万能細胞とされる「STAP(スタップ)細胞」の論文で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)らが培養しSTAP細胞として公開した遺伝子データが、胚性幹細胞(ES細胞)など2種類の細胞を合わせて得られたデータだった可能性の高いことが3日、分かった。理研の遠藤高帆(たかほ)・上級研究員が論文のデータを独自に解析して判明したもので、STAP細胞の存在の証拠が根底から大きく揺らいだ。

 問題となったのはSTAP細胞を培養してできる幹細胞。小保方氏らは「F1」という種類のマウスから作り、胎盤にもなる能力があると論文に記載した。

 だが論文に付随してインターネットで公開された遺伝子の働き具合を示すデータを遠藤氏が解析したところ、ES細胞と、胎盤になる能力のある幹細胞「TS細胞」が混ざった特徴があった。作ったマウスも「B6」「CD1」という別の種類だった。

 これにより、STAP細胞の大きな特徴である胎盤に分化できる能力がTS細胞に由来していた可能性が浮上。遠藤氏は5月22日、理研に解析結果を報告し「偶然や間違いで起きるとは考えにくく、意図的に混ぜ合わせた可能性がある」などと話したという。

 理研は「この結果だけではSTAP細胞の存否を結論付けることはできない」として、理研内の再現実験チームの検証結果が出てから慎重に判断する方針だ。

 論文共著者の丹羽仁史・プロジェクトリーダーは4月の記者会見で、「ES細胞とTS細胞が均質に混ざり合ったものを作るのは、私の経験上困難だ」と否定していた。

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遺伝子配列にはね、一塩基多型という変異が個体ごとに異なることが知られています。

実験に使われるマウスの系統は、遺伝的に均一になるように近親交配を繰り返しているので、それぞれの系統にはそれぞれの特徴が色濃く出ます。


だから、別の系統のマウスの遺伝子を混ぜ合わせると、どの系統とどの系統が含まれているか、そしてそれがどのぐらいの比率なのか、それがわかってしまう。

そして、それぞれの系統のマウスの遺伝子がどんなバランスで発現しているかもわかります。


そしてその一方、すでに様々な細胞の遺伝子が登録されているから、どんな細胞がどのぐらい発言しているかを比較することで、その遺伝子がどの細胞からとった遺伝子かもわかっちゃうんですよ。

だから別の細胞を混ぜたり、取り替えたりしても簡単に見抜かれてしまうのです。

まだ研究者としての知識も経験も浅い人なら、、それを知らなくて、ばれないだろうと思って細胞を入れ替えたりする人がいるかもしれませんね。


まあ、小保方さんは悪意なく偶然に混ぜて取り違えて渡してしまったということが8回ほど連続してしまったのかもしれないですけどね。




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