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演技性人格障害+自己愛性人格障害は治せるのか? [ストレスと心の病]

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<演技性人格障害は疾患ではない>

演技性人格障害と自己愛性人格障害が複合したパーソナリティ障害について、以前に書きました。

→ 自己愛性パーソナリティ障害と演技性パーソナリティ障害

それぞれの人格障害については上のリンク先の記事で詳しく説明しましたので読んでみてください。


さて、それでは、このような人格障害は治療できるのでしょうか?

答は、「ビミョー」です。


演技性人格障害というのはあくまでもその人の個性や性格を表す用語です。

その人も生まれ持った遺伝子に加えて、養育環境により形成されるキャラクター。


それが女性に起こると、小動物のようにふるまい、人々の同情を引くのがうまい演技性人格障害になりやすい。

男性に起こると、反社会的な行動を好んで起こす反社会性人格障害、いわゆるサイコパスになりやすくなります。


こういう性格、薬で治るものではありません。

精神科医がカウンセリングで、少し良くなったらいいなと思いながら地道に付き合っていって、少なくとも反社会性だけは何とか抑えていこう、とするものです。

でも、なかなかうまくいかない。

ときには疲れ果て、無力感に打ちひしがれた精神科医が精神科をやめるきっかけになる症例すらあります。


というか、何よりも本人はそれを治す必要性を感じていませんから、ずっとそのまま変わることがないケースがほとんどです。

「三つ子の魂百まで」

ということわざがありますが、これは昔からいた人格障害の人たちを見て指した言葉であるとも考えられます。



<サイコパスの具体例をいくつか>

パソコン遠隔操作事件で、逮捕後も、一年以上も容疑を否定し続けて、さらに手の込んだメールを送信してさらに世間を惑わせたあの片山被告。

彼は自らをサイコパスであると称しています。

社会が右往左往するのが楽しくてしょうがない、彼の餌食になってしまった人たちの迷惑なんかどうでもいい。

実際に、そう言う心理状態で犯行を積み重ねていたのだと思います。


片山氏の例はわかりやすい。

でも、わかりやすい男性のサイコパスではなくて、いくつかの条件がミックスすると、ちょっとややこしい。

男性における演技性人格障害であったり、

女性における反社会性人格障害として、やや特殊な形で現れます。


たとえば、全盲の作曲家を演じていた佐村河内氏のあの事件。

彼はまさしく、男性の演技性人格障害だと思います。

(共犯者のゴーストライターに対する態度は自己愛性人格障害の雰囲気も多分にありますが。)


全部ばれてしまったときには、髪を切り、目が見えないふりのサングラスも外して記者会見を開きました。

演技性人格障害がまさっていますね、自己愛性人格障害が強ければこんな格好してきません(*´∀`*)。


ただ、彼の失敗だったのは、記者会見の記者たちは、最初から彼に手厳しかったことです。

(自分がやったことがほかの人にどんな感情を抱かせているのかがまったくわからないんですから仕方ないんですけど^^;)

辛らつな質問にたびたび切れてしまい、外見だけは反省しているふりをしていながら、反省していないのがバレバレの受け答えをしてしまいました。

同情を買うつもりが反感しか買わない、残念な結果でした。


そのへんが実にうまいのがブランド服で身を固めてカラコンでバッチリ決めた・・・おっとっと。



<では、どう対処していけばいいのか?>


こういう人たちにどう対処すればいいのか?

それは、極力関わらないことです。

オレオレ詐欺とか、絶対儲かりますって詐欺話と同じですよ。

うっかり話を聞いてしまうと信用してしまいそうになります。


なんかあやしいぞこいつ。


と、かけらでも思ったら、関わらないことです。

まったくかかわらない、話をちょっとも聞かないのが正解ですよ。


ああいう人たちは、

「警戒されてる」

と、感じ取る能力に長けていますから、そう感じた相手からは遠ざかっていきます。

効率悪いからね。


関わらないことしかないです。





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